日本の第一次産業の現状と展望

滞在型体験旅行へのニーズが高まったこともあって、農林漁業体験民宿、いわゆる農村民泊を国が推進するなど、滞在型体験旅行は今となっては体験宿泊のスタンダートと言っても過言ではないでしょう。 農村民泊なら農業や漁業を中心に、様々な体験を楽しむことができます。

体験宿泊のメリット・デメリット

既存の観光旅行とは趣を異にする体験宿泊ですが、未知の体験や既知を実体験できるなど、観光旅行にはない刺激を楽しむことができます。 料金も安く済むなどのメリットを持つ一方で、アメニティや本格的な接客サービスを楽しむことはできませんし、羽目を外したり骨休みしたりする目的には向きません。

体験宿泊における漁業体験

農村民泊を前提とした体験宿泊では、農業や漁業をはじめ、多様な体験を楽しむことができます。 農業体験なら収穫をベースとした農業を体験できますし、漁業体験であれば、実際に漁船に乗って漁を体験できますが、漁業体験の場合、漁以外にも漁港での仕入れなどを体験させてもらえます。

農村民泊で楽しめる体験宿泊

日本で滞在型体験旅行、とりわけ農林漁業体験民宿での体験宿泊が注目され、国を挙げての支援が積極的に行われているのは、滞在型体験旅行が観光資源に乏しい地域における観光資源たり得ることも無関係ではありません。
日本全体の第一次産業が衰退していることに起因します。

なぜなら日本の農業や漁業をはじめとする第一次産業の従事者は、年々減少傾向にあります。
現在、第一次産業に携わっていても後継者がいないことから、将来的に廃業の可能性が高い第一次産業従事者が多いなど、とてもではありませんが楽観視できる状況にはないからです。

つまるところ、農林漁業体験民宿による農村民泊が推進されているのは、国が体験宿泊を観光資源とすることで地域振興を図るのみならず、体験宿泊を通して第一次産業の従事者が増えることに対し、期待を寄せているからに他ならないでしょう。

実際、日本の第一次産業は、年々低迷の一途を辿っています。
第一次産業の従事者を増やすことによって現状を打破できる見込みは薄く、最新鋭機器を導入し自動化を進めることで、フォローしているのが現状です。
最新鋭技術で第一次産業の自動化を進め負担を軽減しつつ、第一次産業の従事者を増やすことが必要なのではないでしょうか。

ちなみに、日本の第一次産業の衰退は、農業や漁業といった、食糧生産に留まらず、林業などにも波及しており、第一次産業の従事者不足は、深刻な問題であると言わざるを得ません。